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卵用鶏のエサの特徴

時計回りに、マイロ、ふすま、脱脂米ぬか、大豆粕(かす)、魚粉、アルファルファミール、トウモロコシ |
卵用鶏の配合飼料
鶏には、さまざまな穀物や動物性の原料を混ぜ合わせた配合飼料を与えるのが一般的です。その配合の仕方によって栄養が調整されたものを購入します。
配合飼料は大きく分けると育成期用(ヒナ用)と産卵期用(成鶏用)があります。育成期は、初生ヒナに与え始めて廃温(育すう器の給温を止める)まで28日間給与する「幼すう用」、その後70日齢までの「中すう用」、続いて産卵開始直前まで使う「大すう用」などがあります。これらは発育段階に応じてタンパク質含量を19%から13%まで低下させていくのが特徴です。産卵開始までの総摂取量は1羽当たり約8kgですが、暑い時期には少なめ、寒い時期には多めに調整します。
産卵を開始するとすぐに、育成期用と比べて約5倍のカルシウムを含む産卵期用に切り替えます。飼料摂取量は1日1羽当たり95-125gで、年齢、産卵量、季節などによって変動します。
自給飼料
くず米や麦、米ヌカ、フスマ、魚粉、大豆粕(かす)、貝殻、野菜くずなど、自家産や地場産の原料を有効活用して自分で配合し、与える場合もあります。基本的な配合比率は穀類50%、米ヌカ・フスマ35%、魚粉15%です。イモ、カボチャはゆでて与えたり、青菜などの緑のエサは成鶏1羽に対して、1日20-30g程度とします。イモ類や緑餌(りょくじ)を配合する際には、タンパク質を補給するか、鶏がその分たくさん食べるかしないと、産卵は低下します。
カルシウム源となる貝殻は、卵殻の主成分となります。飼料に8%混合するか別の器に入れ自由に食べさせます。自給飼料の場合、卵黄色素が不足して白っぽい卵黄になることが多いので、産卵を十分に行うためには、市販の配合飼料を使用します。
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