アヒルってこんな動物


からだはこうなっている!

●長い長いおつきあい―家禽(かきん※)になったアヒル

アヒルは2000年以上も前に、野生のノガモ(マガモ)を肉や卵を採るために飼い馴らしたのが始まりといわれています。それから長い年月をかけてさまざまに改良して、現在のようなアヒルになりました。

日本では豊臣秀吉(とよとみひでよし)が、水田に放して飼う方法をすすめたという記録が残っています。

今では卵(たまご)を採るためのカーキーキャンベル系(けい)、肉を採るためのデンマーク系などたくさんの種類がいて、卵はおもに中華料理のピータンに、肉はくん製や塩漬けに、羽毛は羽布団やダウンジャケットなどの原料として使われています。

※家禽:アヒルやガチョウ、ニワトリなど、家畜として飼われている鳥のこと

●アヒルは水上生活が得意

アヒルは池や沼(ぬま)などの水場で生活する水鳥です。水にしずまないように尾腺(びせん)から脂(あぶら)を出して羽根にこすりつけたり、指の間に水かきをもつなど、水上生活にむいた体つきをしています。そのかわりに陸上だけで生活していると、脚(あし)に負担(ふたん)がかかりすぎて関節をいためてしまうことがあります。寿命(じゅみょう)は20年くらいといわれています。

オスは「ギーギ」「クエクエ」とのどをつぶしたように鳴き、メスは「ガアガア」とやかましく鳴くのが特徴(とくちょう)です。

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