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山羊トップ >> ぼくにも山羊、飼えるかな? >> 注意する病気
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注意する病気
腰麻痺(ようまひ)山羊で特に注意すべき病気は腰麻痺です。これは、牛の腹腔(ふくこう)内に寄生する指状糸状虫が、蚊の吸血によって山羊に感染し、フラフラと歩いたり、後ろ足が立たなくなる症状を起こします。ザーネン種などは発症しますが、シバ山羊などの在来山羊は発症しません。予防策としては、山羊舎を清潔にして、予防薬を注射したり、蚊の発生源である水たまりや草むらを除去することが必要です。 乳房炎乳用山羊では、泌乳最盛期や乾乳したてのころに乳房炎が発症します。飼育環境が悪いことや誤った方法で搾乳を行うと、雑菌が乳頭から乳房へと侵入して、分泌される乳汁中にブツ(白っぽい凝固片)が混じったり、血乳が出る症状を起こします。進行すると乳房組織が壊死したり、雑菌の毒素によって死んでしまうこともあります。軽症であるならば、こまめに搾乳を行い、雑菌の繁殖した乳を乳房から除去することで回復しますが、重症の場合は抗生物質の投与が必要です。 |