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ぼくにも山羊、飼えるかな?  

子山羊をうむために(発情)

写真1
ザーネン種の交尾

季節繁殖

 山羊の繁殖季節は、品種や飼養されている地域の緯度などにより違いがみられます。日本ザーネン種のように秋口に繁殖期を迎え、春に子を産むような繁殖形態を、季節繁殖と呼びます。一方、シバ山羊のような、九州や沖縄地方で多く飼養されていた在来種は、繁殖期を特定しない、1年を通して繁殖する周年繁殖を行います。
 季節繁殖は1日の日長の変化によって影響を受けます。秋になり日が短くなると、ホルモンの分泌(ぶんぴつ)に変化を生じて発情を開始するのです。したがって、季節繁殖といわれている山羊でも、緯度が低く日長のあまり変化しない温かな場所で飼養すると、明確な季節発情が見られなくなります。

発情徴候(ちょうこう)

 

 山羊の発情兆候は牛などに比べわかりやすく、発情した雌山羊は、

1. 外陰部の充血や腫脹(しゅちょう)、粘液が確認される

2. しきりに鳴き叫ぶ

3. 尾を盛んに振る

4. 落ち着きなく歩き回る

 などの兆候を示します。発情兆候は通常2、3日間くらい続きますので、その間にオスと交尾させると、妊娠(にんしん)する可能性が高くなります。交尾の適期としては、発情発見から24-40時間後がよいとされています。

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