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山羊を飼うときの注意

山羊の運動場 |

登り台を設置する |
常に清潔に
山羊は粗悪なエサでも飼うことができ、環境の変化にも適応しやすく、また、丈夫で人にもすぐに慣れるので、とても飼いやすい動物です。それでも、健康に育てるためにはそれなりの配慮が必要です。
まず、畜舎や運動場は、常日ごろから乾燥した状態を保つようにします。山羊のふんは牛のふんのようにベッタリしておらず、ウサギのふんのように球状でコロコロとしているため、ふんで汚れることは少ないのですが、尿で湿った敷ワラなどと一緒に、こまめに掃除してあげなくてはいけません。また、畜舎の換気をよくして乾燥状態を保つことで、病原微生物の繁殖を抑えます。
観察が一番大切
山羊は高い所が好きなので運動場には登り台を設置してあげます。このような台は山羊のストレス発散のみならず、運動することで蹄(ひづめ)が伸びすぎるのを防ぐ効果もあります。蹄が伸びすぎると脚にさまざまな障害を及ぼすこともあるので、伸びすぎた場合は蹄を切ってあげなければいけません。
そして一番大切なのが、ふだん世話をしているときに、山羊の様子をじっくりと観察することです。例えば、食欲がなくエサを残しているとか、脚を引きずっているとか、ちょっとした行動の異常をいち早く察してあげることが病状の悪化を防ぐことにつながります。
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