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ヒナの雌雄(しゆう)鑑別

写真1
オス・メスどっちかな
写真2
羽毛で鑑別する方法もある

ヒナの雌雄鑑別は日本のお家芸

 ふ化したばかりのヒナ(初生ビナ)の肛門(こうもん)を開帳して、外部からケシの実大の白色突起が認められたなら、オスと判定する方法を「肛門鑑別法」または「指頭鑑別法」といい、大正末期に日本で開発されたヒナの雌雄鑑別法です。昭和8年にはカナダやアメリカ、ヨーロッパに技術者が行き、この識別法を外国へ初めて紹介しました。
 オスの生殖突起は大きさや形がさまざまで、またメスでも突起が退化消失していないものもあるため、肛門鑑別法は熟練を必要としました。しかし、鑑別技術の進歩により、昭和30年代には3分34秒で100羽を100%正しく鑑別できるほどになりました。鑑別師は99-100%の正確さで、1時間に900-1200羽を鑑別します。

羽毛で雌雄を鑑別する方法もある

 ヒナの羽毛が生えそろうのが早いか、遅いかを決定する遺伝子を利用して、ふ化後間もない時期に羽毛の生え具合から雌雄鑑別ができます。この「羽毛鑑別法」は、本来、羽毛の遅速が品種により定まっていることを応用した、品種間交雑のヒナに適用される鑑別法です。たとえばオスの白色レグホーン(速羽性)とメスの横斑(はん)プリマスロック(晩羽性)とを交配したロックホーンのヒナは、オスであれば遅羽性、メスならば速羽性を示します。
 今日の卵用鶏においてもこの遺伝様式を取り入れて、多くの銘柄鶏で羽毛による雌雄鑑別が行われています。肛門鑑別法にくらべ特殊な技術を必要としないことが長所といえます。同じような考えにもとづき、羽毛の色による雌雄鑑別もあります。

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