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鶏のからだのひみつ  

胃の中には小石や砂が入っている【鶏のからだの特徴】

鶏は断食して、また卵を産むようになる【産卵】

鶏の特徴

写真2
卵用種 白色レグホーン
写真3
卵肉兼用種 ニューハンプシャー
写真1
卵肉兼用種 白色プリマスロック

祖先から引き継いだ行動と産卵

 鶏が人に飼われるようになったのは、約5000年前といわれます。祖先は東南アジアに今も棲息(せいそく)するセキショクヤケイで、用途別に改良が重ねられ、現在は約120品種を数えます。
 ヤケイ(野鶏)は夜になると樹上で寝ますが、昼は地上で過ごし巣も地上につくります。そして、一夫多妻を原則とし、テリトリー(なわばり)の中では順位制があり、他のテリトリーからの侵入をしりぞけます。鶏は攻撃性が強く、雄鶏は闘鶏用に利用されます。鶏は大空を自由に飛び回ることはできませんが、樹上に飛び上がったり、危急の場合は、ある程度飛ぶことができます。

ヤケイが実用鶏になるまで

 キジの仲間である鶏は、もともと種子、果実、昆虫などを食べていました。人が農耕を始め、穀物をつくるようになると、鶏は人と生活を共にするようになっていったのです。最初は、鳴き声が時計代わりであったり、「闘鶏」を通じた吉凶の占いに用いられましたが、いつしか闘鶏が娯楽となり、姿や羽色、鳴き声を鑑賞するための鶏も現れました。ついには肉や卵を食べることを第一とする実用鶏が作出されて、養鶏業が成立するまでになりました。
 雌鶏はある時期がくると産卵を続け、数個から10個強を巣に産みつけるとそのまま抱卵に入り、ふ化まで種卵(受精卵)を温めます。しかし、巣から卵を取り出しても産卵を継続するため、このような雌鶏の性質を淘汰(とうた)することで産卵性の向上をはかり、卵用種がつくりだされました。現在の卵用鶏は年間300個の産卵を行い、また肥育速度の早い大型の肉用鶏もつくられています。

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