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おふろはきもちいい

薬浴で寄生虫を駆除 |

2カ月に1回を目安に蹄を切ってあげる |
薬浴
薬浴はめん羊の皮膚や羊毛につく、ダニやシラミなどの外部寄生虫を駆除するための作業です。これらがめん羊に寄生すると、かゆみのために柱や柵(さく)に体をこすりつけ、毛が抜けたり、食欲不振におちいることもあります。
多頭数を飼育している場合、以前は専用の細長い薬浴用プールで、めん羊に薬液の中を泳がせる光景も見られましたが、施設に経費がかかるため、最近では噴霧器で行われることが多くなりました。
剪毛(せんもう)の2-3週間後、剪毛による傷が治ったころに行います。
脚浴
脚浴は腐蹄症(ふていしょう)の予防のために、めん羊の蹄部(ていぶ)を消毒する作業です。めん羊が1頭ずつ通れる幅(60cm程度)の通路に深さ15cm程度の浴槽を設けて、薬液の中を歩かせます。薬液には一般に硫酸銅または硫酸亜鉛の5%溶液が使われます。
腐蹄症は放牧時期に多く発生するため、春から秋にかけては週に1-2回程度、この作業を行います。
剪蹄(せんてい)
蹄(ひづめ)は人間でいえば靴のようなものです。伸ばしたままにすると変形して、歩き方や姿勢にまで影響し、体のあちらこちらに故障を起こす原因となります。また、伸びすぎた蹄はひび割れやすく、そこから細菌が侵入すると腐蹄症に感染してしまいます。このため、年間を通して2カ月に1回程度を目安に、ハサミで蹄を切って、形を整えます。
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