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ぼくにもめん羊、飼えるかな?  

病気の予防と日ごろのチェック

めん羊は病気に我慢強い

めん羊は、病気になってもなかなかその症状を現さないため、発見が遅れて、手遅れになってしまうこともあります。めん羊の病気に対する我慢強さは、野生時代に肉食動物から身を守るために身につけた自己防衛手段といえますが、家畜として飼われているめん羊の健康管理は、飼育者の手にゆだねられています。
  病気の原因の多くは不適切な飼養管理によるものであり、適切な管理を行うことで多くの病気を防ぐことができます。しかし、特に発生の多いものについては、定期的に予防を行うことが必要です。

健康状態のチェック

 病気の早期発見・早期治療のためには、日ごろからめん羊の行動や栄養状態、ふんの状態などをよく観察して、ほんの少しの異常も見逃さない観察力を身につけることが大切です。そのためには、めん羊の正常な生理値を知っておくことも必要です。体温の正常範囲は、子羊で38.5-40.5度、成羊で38.3-39.9度、呼吸数は1分間あたり12-30回です。
 めん羊に多い病気としては、腐蹄症(ふていしょう)と内部寄生虫症および腰麻痺(ようまひ)があげられますが、これらは、いずれも放牧時期での発生が多く、春から秋にかけての管理の中で計画的に予防を行う必要があります。

  飼養管理 衛生対策 注意すべき病気
4月 剪毛 放牧地の点検  
5月 放牧開始 放牧馴致 鼓張症 腐蹄症 乳房炎
6月 離乳 母羊の乾乳
7月  

ウジ発生防除・ 消毒・ 汚毛刈り

子羊の尿石症
8月

交配準備 汚毛刈りほか

暑熱対策 日射病 熱射病 雄羊の繁殖障害
9月 交配   雄羊の腐蹄症
10月 舎飼い準備 畜舎消毒  
11月 放牧終了   感冒
12月 分娩準備 汚毛刈り 乳房検査ほか 妊娠羊の管理 流産 ケトーシス 膣脱
1月
2月 分娩 哺乳 断尾 去勢 畜舎のすき間風防止 後産停滞 乳房炎 子羊の下痢と便秘 感冒
3月

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