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ぼくにもめん羊、飼えるかな?  

交配(こうはい)

繁殖の期間

 めん羊は日照時間が短くなると発情を示し、受胎しなければ約17日の周期で10回程度の発情を繰り返します。サフォーク種では、8月末から2月初旬にかけて交配を行うことができますが、繁殖季節の始まりと終わりのころには受胎成績が低下する傾向にあり、通常は、9月から11月に交配が行われます。このように、自然の状態では繁殖期間が限られていますが、人為的に発情を調整し、年間を通じて繁殖を行う技術も開発されています。交配の方法としては、自然交配と人工授精がありますが、人工授精については現在のところ、実用化のための準備が整っておらず、自然交配が一般的です。

交配前の健康管理

 自然交配は、雌羊の群の中に1頭の種雄羊を一定期間同居させ、自由に交配を行わせる方法です。高い受胎率を得るためには、メスの数はオス1頭に対して40頭程度、交配期間は40-50日とします。交配前は、オスの睾丸(こうがん)やメスの乳房に異常がないかを確認して、十分に体調を整えておきます。
 オスは、夏バテが長びくと交配意欲をなくすこともあるので、夏場から風通しのよい涼しい場所で管理し、良好な栄養状態を保つことが大切です。メスは、前回の分娩(ぶんべん)と子羊への授乳で栄養状態が低下していたら、交配の2-3週間前から1カ月間程度、栄養価の高いエサ(配合飼料など)を与えるフラッシングを行います。これによって産子数の増加が期待できます。
また、交配を清潔に行わせるため、雌羊の陰部周辺の汚れた毛を刈り取っておきます。

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