栄養たっぷり、おいしいね
SPF豚・銘柄豚
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SPF豚の認定農場から出荷された豚にはられるシール -
典型的な鹿児島黒豚
SPF豚
SPFとは「Specific-Pathogen-Free」の頭文字を取ったもので、特定の病源体をもたない豚のことをいいます。無菌豚という呼ばれ方をすることがありますが、正確ではありません。妊娠(にんしん)末期の母豚から子宮切断または帝王切開などの外科手術によって無菌的に取り出した子豚を種豚として育成したものをいいます。この豚を育成するには、設備・防疫管理などに関する厳しい審査基準(SPF豚農場認定制度)をクリアしなければなりません。
SPF豚が持ってはいけない特定の疾病は、マイコプラズマ肺炎やトキソプラズマ病など豚特有の感染症です。SPFの子豚は何世代にもわたって厳重な隔離状態で徹底した防疫管理と最新の飼養技術によって、抗生物質などを用いないよう育てられます。無菌豚ではありませんが、定期的な検査によって健康であることが証明されています。
SPF豚は現在、さかんに育種改良が進められており、繁殖性と産肉能力に優れ、病気にかかりにくい豚として期待されています。
銘柄豚
「Branded pork」ともいわれ、在来品種である鹿児島(かごしま)の黒豚(バークシャー)や神奈川(かながわ)の高座豚(中ヨークシャー)などをはじめ、昭和50年以降造られた系統豚、あるいは海外産ハイブリッド豚を素材として作られた豚肉のことをいいます。国内各地でそれぞれ生産販売され、現在では400種以上にも上っています。
銘柄豚の公的な認定制度はありませんが、トレードマークを各地で独自に作成したり、生産地の有利販売促進策として取り扱われ、銘柄取引が行われています。銘柄化のためには、
1. 他のものとはひと味ちがって良質・美味などの特色があること
2. 品質がいつも揃(そろ)っていること
3. 常に一定量の出荷ができること
などが条件となります。