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養豚経営の規模と収益性
個体管理を正確に行う
近年、子取り経営と肥育経営を一緒にした一貫経営の割合が増え、90%近くの農家が省力管理の難しい繁殖豚を飼養するようになったため、農家間の所得格差がいっそう広がる傾向にあります。
分娩(ぶんべん)回転率(年間の妊娠:にんしん・分娩の効率:回転率が高ければ子豚もたくさん増え、収入増に結びつく)が高い農家では、母豚の繁殖記録の記帳、発情観察、適期種付け、受胎確認などの個体管理が正確に行われています。
収益性の高い経営を目指す
経営規模を拡大したとしても、それが収益増に結びつかない理由のひとつとして、財務管理(お金の出し入れ)が適正でなく、過剰投資による償却費(返さなければならないお金)や借入金の支払利子などによって、生産コストを圧迫しているような例も多く見られます。
最近の傾向として、たとえば、規模拡大のために徹底して行った省力管理がうまくいかずに繁殖成績の低下を招いたことの反省や、労働力やふん尿処理などの環境問題に配慮するために飼養規模の見直しをしたりなどして、経営内容を充実させて、収益性の高い経営を目指すようになってきました。
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