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養豚(ようとん)って何? 豚のからだのひみつ ぼくにも豚、飼えるかな? 養豚場へ行こう 豚とは大昔から友だちだった 栄養たっぷり、おいしいね

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ぼくにも豚、飼えるかな?  

何でも食べ、おいしい肉に変えてくれる【エサの与え方】

子豚にはそれぞれ専用のおっぱいがある【子豚の育て方】

ちゃんと世話しないと病気になっちゃう【おもな病気と対策】

ウンチが土を豊かにします【糞尿(ふんにょう)の処理と利用】

おっぱいとバイバイして、やっていけるのかな?


そろそろおっぱいとバイバイ

初乳には栄養がいっぱい

 分娩(ぶんべん)後間もなく、子豚は母豚の乳房を探して吸乳し始めます。母豚は分娩後5日くらいまでの間、初乳と呼ばれる乳を分泌します。初乳にはカゼイン、脂肪、ビタミン、免疫グロブリンが多量に含まれ、これにより胎便(胎児の時のふん)が排泄(はいせつ)され、免疫グロブリンのおかげで消化管などからの感染が防止されます。

人為的に離乳する

 母豚と子豚を同居させると、自然に離乳するのが分娩(ぶんべん)後8-12週ころになってしまうため、生後20-28日で人為的な離乳を行います。母豚が正常であれば、離乳後10-20日で次の発情が起こるとされていますが、特別な例として生後16日程度で離乳させる早期離乳(Segregated Early Weaning)といった方法もあります。確実に離乳を行うためにはストレスの軽減、衛生管理、良質な人工乳の利用が不可欠です。
 離乳方法は生後15-20日に「え付け」を行います。消化のよい穀類、動植物性のタンパク質、糖類、各種のビタミンやミネラルなどや抗生物質、消化酵素(こうそ)なども添加された飼料は人工乳と呼ばれています。甘いにおいがするおやつみたいな人工乳を床にまくと、物めずらしがり屋の豚は次第に味を覚えるようになって、離乳につながっていきます。

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