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エサの形状と加工
どんなエサを食べるの?
豚のエサの形状は、マッシュ(粉状)とペレット(固形状)に区分されます。飼料原料の穀類はそのまま与えると咀嚼(そしゃく)が不足し、消化が悪くなるので、粗く粉砕(ふんさい:粉状に)して与えます。細かすぎると、胃潰瘍(いかいよう)などが発生する恐れもあるので注意が必要です。ペレットは、粉砕したものを固形化したもので、嗜好性(しこうせい)、飼料効率、取り扱いの点でマッシュよりも優れていますが、価格がやや高くなります。
マッシュ飼料に水を加えた給与方法がありますが、その加水状態によりウエットフィーディング、リキッドフィーディングなどがあります。
エサの安全性
通常、エサやその原料が殺菌されることはほとんどありません。その理由は、エサに含まれるビタミンやタンパク質が変性する恐れがあること、そして何よりも経費がかかるためです。しかし、エサが経口感染症とされるサルモネラ症、BSE、O-157感染症などの人畜共通感染症に汚染していたならば、動物を介して、ヒトがこれらを間接的に摂取することになります。その対策として、エサを高温・高圧で短時間に処理する「エキスパンダー処理」方法が注目され、これにより安全性の確保、効果の改善、排ふん量を減らすことも可能になりました。
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