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護蹄(ごてい)
蹄なければ馬は無し 馬の護蹄は、牛の蹄の手入れとは意味合いが違います。牛は、運動量が少ないために伸びすぎる蹄を切る必要があるのですが、馬の場合は運動量が多いので、蹄を摩耗から防ぐために蹄鉄と呼ばれる金属製の靴を取り付けます。正しい護蹄が行われてこそ、馬の素晴らしい能力は発揮されるのです。 護蹄の手順
2.馬の立ち方、走り方に合わせて、その馬にもっとも適した状態に蹄を削る 3.蹄にあわせて蹄鉄を整える 4.専用の釘を用いて蹄鉄を蹄の下面に装着する。原則として、内外それぞれ3本ずつ合計6本の釘で固定する。 5.仕上がり。つま先には蹄鉄のずれを防止するための鉄唇(てっしん)が設けられている (作業には約1時間半かかる) 装蹄に用いる専用の道具
写真左から 適合鉗(てきごうかん): 真っ赤に焼いた蹄鉄を蹄に押しつけるための火バシ 装蹄鎚(そうていづち) 釘節刀(ちょうせっとう): 蹄から釘を外すための道具 釘切剪鉗(くぎきりせんかん): 蹄に打ち込んだ釘の先端を切り落とす クリンチャー: 蹄壁に突出した釘の先端を折り曲げる 削蹄剪鉗(さくていせんかん): 蹄の伸びた部分を切り落とす 蹄釘(ていちょう): 蹄鉄を蹄に装着するための専用の釘 鎌型蹄刀(かまがたていとう): 蹄の伸びた部分や細かい部分を切り取り、整える 写真下段 蹄鑢(ていろ): 切り落とした部分を平らにする |