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人を乗せて走るのにむいている【馬のからだの特徴】

250種類以上も【野生馬の改良】

馬のからだの特徴


心臓の形態にみられる動物種の特性 (「比較心臓学」澤崎 坦)

邪魔にならない歯列

高性能のエンジンを持っている

 大部分の哺乳動物の心臓の筋肉は、内側から外側へ収縮し始めて、下(心尖部)から上(心底部)へ向かって収縮して血液を絞り出します。しかし馬の心臓は生まれつき大きく、全体がほとんど同時に収縮し、効率良く血液を絞り出すことができます。安静時の脈拍数は、人間は60/分くらいなのに対し、馬は30-40/分(徐脈)、また最大運動時の血圧は200mmHgくらい(高血圧)です。このように馬は、鍛練されたスポーツ選手のようなパワーあふれる高性能エンジン(心臓)をもっているのです。さらに、馬の脈拍数は、静かにしているときは少なく、ひとたび運動し始めるとすぐに増加し、そのときに必要なエネルギーをすぐに補給できるような余力をもっています。

くつわをくわえても邪魔にならない歯列

 上下の顎に生えている馬の歯は36本(雄馬は犬歯があるので40本)で、切歯(前歯)と臼歯(奥歯)に区分されますが、どんな馬でもその間に歯槽間縁(しそうかんえん)という広い隙間があります。そこにくつわをかませると、馬が水を飲むときやエサをたべるときも邪魔になりません。手綱を引いたときにくつわがあたる口角は、神経が敏感な場所の一つなので、手綱を通じて乗り手の意向を馬に伝えることができます。

肋骨が前後に動く

 また、馬の背中に人が乗ったり荷物を載せても耐えられるのは、鞍の下に位置する肋骨が上下ではなく前後に動き、胸郭全体で重みを支えるため、いってみれば脊椎が家の屋根を支える梁のように丈夫な構造になっているからです。

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