スピード、スタミナ、もっているよ【馬のからだの特徴】

白徴(はくちょう)、つむじ

白徴、つむじは外見的に個体を識別する目印

旋毛(つむじ)の位置

1. 珠目(しゅもく) 2. 華粧(けそう) 3. 波分(なみわけ) 4. 双門(そうもん)
5. 浪門(ろうもん) 6. 柏生(はくせい) 7. 轡搦(くつわがらみ) 8. 吭搦(ふえがらみ)
9. 初地(しょち) 10. 頬辻(ほほつじ) 11. 髪中(かみなか) 12. 頚中(くびなか)
13. 押(おさえ) 14. 鐙端(あぶみばな) 15. 芝引(しばひき) 16. 骨正(こっせい)
17. 芭蕉(ばしょう) 18. 後双門(うしろそうもん) 19. 沙流上(さるのぼり) 20. 後膝(あとひざ)

 外見的に個体を識別するには、毛色や体型特徴などだけでは不十分であるため、顔面や肢端に見られる白徴(白色の毛)や体各部にみられる旋毛(つむじ)が目印になります。


白徴の種類

<頭部>

<肢部>

小白(しょうはく):
 前後左右の一部分だけに白い毛が生えている

半白(はんぱく):
 一周していない

白(はく):
 白い毛が一周している

長白(ちょうはく):
 前膝や飛節近くまで白い毛で覆われている


白徴は位置によってさらに細かく分類される

左前一白(ひだりまえいっぱく)/右前一白(みぎまえいっぱく):
 左(右)前肢下部だけが白毛で覆われている

前二白(ぜんにはく):
 両前(後)肢下部が白毛で覆われている

後二白(こうにはく):
 両後肢下部が白毛で覆われている

左前右後二白(ひだりまえこうにはく)など:
 前後の一肢下部が白毛で覆われている。対角線上に配置されている場合には、たとえば「左前、右後二白」などと呼ぶことになる

四白(よんぱく):
 四肢下部が白毛で覆われている