鶏トップ >> 鶏とは大昔から友だちだった >> 卵は物価の優等生【養鶏の現状と技術】 >> GPセンター
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GPセンター
機械で卵の選別をおこなっている |
機能
GPセンターとはグレーディング・アンド・パッキングセンター、つまり鶏卵の格付(選別)包装施設のことをいいます。鶏卵の格付けとは、規格取引上の卵重区分(SS、S、MS、M、L、LL)に分別することです。
GPセンターでは鶏卵の一時的保管機能も行い、パック詰め、箱詰め、割卵および凍結液卵製造、冷蔵などに対応し、流通の実質的中心になっています。
洗卵選別機
洗卵は洗卵選別機で行い、お湯を使ってブラシでこするか、お湯を吹きかけた後、温風ですぐに乾かします。途中で次亜塩素酸ソーダの殺菌工程を入れることもあります。洗卵・乾燥を終えた後は、暗室内に卵を通していき、光に透かして卵を検査(透光検卵)します。
洗卵選別機にかける前と、この透光検卵で除外されるものは、とくべつ汚れた卵(汚卵)、破卵、とくに髪の毛様・クモの巣状ヒビ、ボディチェック卵(卵殻形成の途中でヒビが入り、後に修復されて産まれた卵)、奇形卵、粗雑卵殻の卵、血斑卵(けっぱんらん:ブラッドスポット)、血卵(大量の血液混入)、肉斑卵(ミートスポットともいい、卵殻色素が原因)などの欠点がみられる卵です。また、中身が出てしまった重度破卵は廃棄し、ヒビ卵は加熱調理用にします。
スーパーに並んでいるパック詰め鶏卵は、MS、M、Lなどのサイズ別に分けられていますが、卵をひとつひとつ計量することも洗卵選別機で行っています。
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