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養鶏(ようけい)って何? 鶏のからだのひみつ ぼくにも鶏、飼えるかな? 養鶏場へ行こう 鶏とは大昔から友だちだった 栄養たっぷり、おいしいね

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養鶏場へ行こう  

卵はいつ集めるんだろう【養鶏農家の仕事】

いろんな設備がついている【鶏舎の種類と構造】

一戸で1万羽以上飼っている【採卵鶏経営とその改善】

早く、おいしい肉になれ【鶏肉が出荷されるまで】

生産費と収益

写真1
飼料費が経費の半分以上を占める

エサ代が生産費の半分以上を占める

 養鶏経営に必要な経費 としては、ヒナ購入費、飼料費、衛生費、施設・設備の減価償却費、労働費、借入金返済などがかかります。規模、経営内容によっても異なりますが、そのうち飼料費が経費の約50-70%を占めます。
 施設に経費をかけずに小羽数の鶏を飼っていた昭和30年代は、飼料費が生産経費の約80%を占めていましたが、現在では約54%にまで低下しています。これは、輸入飼料が比較的安く入手できる反面、鶏舎が大型になり機械化が進むなど施設・設備投資がふくらみ、労賃が高騰したことなどが関係しています。

収益は卵の値段しだい

 現在の卵用鶏は、年間約18kgを産卵し、1kgの卵を産ませるためには2.2kgの飼料が必要とされています。配合飼料は1トン当たり約4万円なので、1kgの卵を生産するには飼料費が約90円かかります。飼料費が総経費に占める割合は約54%なので、生産費が約170円かかる計算になります。ところが、卸売卵価はここ数年1kg当たり約160-200円と、生産費とほとんど差がないため利益にならず、養鶏経営はきわめて厳しい状況です。
 卵は直接販売することができるので、経営の合理化とともに、卵の直売や契約販売をいかに行うかが経営良否のポイントといえます。

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