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養鶏場へ行こう  

卵はいつ集めるんだろう【養鶏農家の仕事】

いろんな設備がついている【鶏舎の種類と構造】

一戸で1万羽以上飼っている【採卵鶏経営とその改善】

早く、おいしい肉になれ【鶏肉が出荷されるまで】

養鶏農家の一日の仕事

写真1
鶏は今日も元気かな? 健康状態のチェック
写真2
配餌車でエサを給与
写真3
エッグトレーに卵を入れて出荷準備

鶏は今日も元気かしら

 よい卵をたくさん産ませるための基本は、鶏がよい健康状態でいることです。養鶏場の朝一番の仕事は、健康状態の確認です。配餌車(はいじしゃ)でエサを与え、桶(おけ)に飲み水を満たしたりと作業をしながら、鶏のようす、エサの食べっぷり、ふんの色や固まり具合などをすばやく、かつ注意深く観察します。

 農家によっては袋詰の配合飼料を使うこともありますが、通常、エサはトラックで外置きの飼料タンクに搬入されます。配合飼料は朝夕を中心に、配餌車あるいは自動給餌機で給餌桶に落としていき、鶏が自由に摂取します。
 機械化が進んだ施設では、朝早くに給餌(きゅうじ)が済み、常時自動的に水が飲めるようになっているので、各種の機器に異常はないかを常に点検することが必要です。

集卵のピークは午前中

 よく産む鶏群ほど午前中、それも早い時間に集中して産卵がおこります。卵同士がぶつかったり、鶏が卵を傷つけたり汚さないよう、即座に卵を集めます。傷や奇形などの不良卵を取り除き、エッグトレーで集卵してコンテナ出荷する方式が一般的ですが、農家で洗卵・選別(規格重量分け)を行う、きれいな箱に詰めて宅配する、いろいろな容器に入れて直売するなどさまざまな方式があります。また、ベルトコンベアーで自動集卵する装置もあります。

 鶏ふんの処理は、乾燥化や、発酵(はっこう)機を用いた堆肥(たいひ)化などがあり、ふんを鶏舎から搬出する間隔も、数日に1回のところから、半年に1回といったところまで経営体によりさまざまです。

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