鶏トップ >> 養鶏場へ行こう >> 卵はいつ集めるんだろう【養鶏農家の仕事】 >> 養鶏農家の一日の仕事
|
|
養鶏農家の一日の仕事
鶏は今日も元気かしら
よい卵をたくさん産ませるための基本は、鶏がよい健康状態でいることです。養鶏場の朝一番の仕事は、健康状態の確認です。配餌車(はいじしゃ)でエサを与え、桶(おけ)に飲み水を満たしたりと作業をしながら、鶏のようす、エサの食べっぷり、ふんの色や固まり具合などをすばやく、かつ注意深く観察します。
農家によっては袋詰の配合飼料を使うこともありますが、通常、エサはトラックで外置きの飼料タンクに搬入されます。配合飼料は朝夕を中心に、配餌車あるいは自動給餌機で給餌桶に落としていき、鶏が自由に摂取します。
機械化が進んだ施設では、朝早くに給餌(きゅうじ)が済み、常時自動的に水が飲めるようになっているので、各種の機器に異常はないかを常に点検することが必要です。
集卵のピークは午前中
よく産む鶏群ほど午前中、それも早い時間に集中して産卵がおこります。卵同士がぶつかったり、鶏が卵を傷つけたり汚さないよう、即座に卵を集めます。傷や奇形などの不良卵を取り除き、エッグトレーで集卵してコンテナ出荷する方式が一般的ですが、農家で洗卵・選別(規格重量分け)を行う、きれいな箱に詰めて宅配する、いろいろな容器に入れて直売するなどさまざまな方式があります。また、ベルトコンベアーで自動集卵する装置もあります。
鶏ふんの処理は、乾燥化や、発酵(はっこう)機を用いた堆肥(たいひ)化などがあり、ふんを鶏舎から搬出する間隔も、数日に1回のところから、半年に1回といったところまで経営体によりさまざまです。
|