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鶏の体型・体格
顔つきや体つきが鶏の品種を決める 鶏にはたくさんの品種がありますが、品種とは外ぼう(体型・体格)にその特色があり、遺伝的に固定されたものをさします。観賞目的で飼われる日本鶏では、たとえばチャボの「かつら」「碁石」「逆毛」のように、同一品種でも羽色や羽性などに差があるものを、内種と呼びます。また外見からは違いがなくても、純粋繁殖により固定されたものを系統といいます。白色レグホーンに卵数系統とか卵重系統といった多くの系統がつくりだされているのは、その代表的な例です。 体型は鶏の用途により異なっている 鶏を利用する立場から選抜・育種を繰り返すことにより、卵用、卵肉兼用、肉用、愛玩(あいがん)用などに適した体型や体格が自然に分かれてきました。 1.地中海沿岸種を中心とする軽快な卵用種型: セキショクヤケイ、日本の地鶏など 2.中国のコーチンのような、丸くてずんぐりした型: ほとんどのアメリカ種、オーピントン、名古屋などはコーチンがもとになった卵肉兼用種 3.胸の肉付きがよく、背が傾斜している肉用種型: 元種はマレー種で、コーニッシュ、シャモなどはこの型 体重はセキショクヤケイがオス0.9kg、メス0.6kg、白色レグホーンがオス2.7kg、メス2.0kg、ロードアイランドレッドがオス3.9kg、メス2.9kg、白色コーニッシュがオス5.5kg、メス4.0kgで、愛玩用のチャボが0.7kg前後、烏骨鶏(うこっけい)が1kg前後、闘鶏に使われていた大シャモのオスは5-6kgとなっています。 |