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レンズふきに最適、シカの皮

写真1
日本シカ。角はオスにだけ生える(写真提供左右とも:全日本養鹿協会)
写真2
輸入シカ
写真3
医薬品に使用される角

シカは昔から日本に棲息(せいそく)していた

 日本は国土の8割を山林で占められているため、古くから野生シカが棲息しており、縄文・弥生(やよい)時代から、日本人は好んでシカ肉を食べていました。
 寒さに強いシカの被毛は厚く、防寒・保温力に優れています。夏には、冬の厚毛からまばらな短毛に変わり、水陸寒暑のいずれにも対応できるのが特徴です。
 シカの斑紋(はんもん)は、種類によって異なり、色は季節によって変化します。また、産地によって、体の大きさや尾も異なります。オスには角が生えていますが、メスには生えていません。

 シカの飼育は鹿茸(ろくじょう=袋角。春先に生え始める頃の角のこと)、肉、皮、枝角(枝分かれした角のこと)などの生産を目的に行われています。
 鹿茸は全身強壮薬、ノイローゼ、低血圧症の医薬品材料に利用されます(ただし、鹿茸を製造販売するには薬事法にもとづく許可が必要です)。また、枝角は装飾品や工芸用素材、また太鼓バチとして利用すると音色がよいとされています。

 シカ肉は、必須(ひっす)アミノ酸などが多く含まれており、高タンパク、低コレステロールの滋養食品です。貧血症や産後衰弱した婦人、発育おくれの幼児、老齢者に最適の肉とされ、アトピー性皮膚炎患者にも効能があるといわれています。また、解毒作用があるため、シカ肉常用者は外傷の治癒が早いことが明らかになっています。
 シカ皮(セーム皮)をなめした製品は、布と違ってシワができません。柔軟性、強靱性(きょうじんせい)に富み、通気性もよく、きめ細かい上質品で、ハンドバックや手袋に利用されています。また、カメラレンズや自動車のガラスふきに最適です。

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