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アイガモとお米のおいしい関係

写真1
アイガモはムダなく利用できる
写真2
水田の雑草や害虫を食べてくれるため無農薬でイネを育てることができる

アイガモはアヒルとマガモの雑種

 アイガモとは、小型のアヒルとマガモを交配して作り出した家禽(かきん)です。大きさはアヒルとマガモの中間で、常に集団行動すること、メスがよく鳴くこと、歩き方がアヒルに似ていることなどが特徴です。
 近年、無農薬で安全な米を志向する消費者の要求が高まり、水稲栽培において「アイガモ農法」が注目されています。これは、アイガモのヒナを水田に放飼して、その旺盛(おうせい)な食欲と雑食性で、水田の雑草や害虫などを食べて除去するため、農薬を使わずにイネを育てることができる無農薬農法です。そのうえ、アイガモのふんや水田内のかくはん効果でイネの生育が促進され、また最終的にはアイガモを食肉にできるため、ムダのない利用法です。
 アヒルと同様、古くからアイガモは食肉用として飼育されてきましたが、安土・桃山時代に豊臣秀吉がこのアイガモ農法を推奨し、それが関西地方を中心に戦後までひきつがれてきたともいい伝えられています。
 アイガモの羽毛は、羽布団や魚釣り用の毛バリなどに利用されています。

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