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ウンチとおしっこ
正しい処理は酪農家の義務 乳用牛1頭が出すふん尿の量は1日約60kgです。数十頭規模で飼育している酪農家にとって、ふん尿集めは牛舎内を清潔に保つためにも毎日欠かせない作業のひとつです。
水分調製と発酵がポイントふん尿処理には大きく分けて次の二つの方法があります。 肥料化: 繋(つな)ぎ牛舎などで一般に見られる自然流下式の場合、集めたふん尿はスラリーのままコンクリート製の地下貯蔵槽に蓄え、微生物の好気性発酵(発酵温度50度)を行います。この処理を施したスラリーは黒色に変化し、悪臭も抑えられるため、肥料として活用できるようになります。 堆肥化: 堆肥とは、一般にワラ、草、落葉などを単独、あるいはふん尿を混合し、微生物の力を借りて分解したものです。牛のふん尿処理においては、吸水性・脱臭性に優れたオガクズ、バーク(樹皮)、モミガラをふん尿に混ぜ、切り返しをしながら数週間発酵をくり返すことで作ることができます。仕上がった堆肥は、作物の生育促進に有効な成分を多く含み、良質の堆肥として使用することができます。 |