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乳用牛の生産サイクル
乳用牛はひとりでに乳を出すようになるわけではない! 乳用牛が牛乳を出すようにするためには、まず子牛を産ませなくてはなりません。子牛を産まない乳用牛はいくらたっても乳を出さないのです。そのため、雌牛が成長し性成熟に達すると、交配し妊娠させます。そして約280日間の妊娠期間をへて、子牛を産みます。ここから泌乳期が始まります。 泌乳期はさらに4つの時期に分かれる分娩後のはじめの1週間くらいは、「初乳」と呼ばれる濃度の高い、免疫抗体などを含んだ特殊な乳を出します。その後、普通の乳になってから分娩後50日目までを泌乳初期といい、この間、泌乳量は徐々に増加していきます。分娩後51日から110日くらいまでの最も泌乳量が多いこの期間を泌乳最盛期といいます。その後は徐々に泌乳量は下がりはじめます。分娩後111日から220日を泌乳中期といいます。さらにその後は泌乳量がグンと下がってきます。そして乾乳するまでの期間を泌乳後期といいます。 毎年確実に子牛を産ませなくてはいけない 牛が最もよく乳を出すのは泌乳最盛期です。その後は徐々に泌乳量も下っていってしまいます。そのままにしておくと、しまいには乳が出なくなってしまうため、酪農家は、また乳用牛を交配(人工授精)させて子牛を産ませます。牛の妊娠期間は約280日です。 |