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乳量と乳質

乳量

 泌乳している牛は、通常、朝夕の2回の搾乳が行われます。1回の搾乳(さくにゅう:牛乳を搾ること)で搾られる乳の量は、その牛の能力や、分娩後の日数などにより大きく変化します。1回に70kgくらいの乳を出す牛もいれば、数kgの牛もいます。また、1回に70kg出す牛でも、分娩から遠ざかれば、1日十数kgほどになったりします。そこで牛の泌乳量を表す方法として1乳期305日間の合計乳量(305日乳量)を使ったり、その乳期で最も乳が出た1日の乳量(最高泌乳量)などで示し、その牛の生産乳量の基準にしたりします。
 乳量は、年齢によっても変化します。初めて子牛を産んだ乳用牛の泌乳量は少なめで、最もよく出る3産から5産次の乳用牛に比べ30%ほど少なくなります。
 ちなみに、牛から搾った乳を「生乳」といい、人間が飲めるように殺菌したものを「牛乳」といいます。

写真1
乳用牛の泌乳曲線の一例
写真2
乳量と乳質6つの項目で牛乳の成分を評価する

乳質

 乳量とともに、乳用牛の能力を判定する重要な項目は乳質です。これは牛乳の成分の質を保証するもので、日本で重要視されている成分は乳脂肪率(脂肪分の割合)と無脂乳固形分(脂肪を除いた固形成分、タンパク質、乳糖や無機物、ビタミンなどが含まれる)です。これらの成分が多く含まれている牛乳はより高く評価され、このような項目が高い乳を出す牛は能力が高い牛と考えられています。また、細菌数や体細胞数(牛乳中に含まれる牛の白血球)の値が低い牛乳は、衛生面からみて高く評価されます。

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