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肉用牛とは大昔から友だちだった  

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日本の肉用牛生産の現状

生産費の内訳

 繁殖経営における子牛の生産費とは、子牛1頭を市場に出荷するまでの諸経費で、母牛の分も含まれます。
 平成14(2002)年の1頭あたり生産費は42万5000円となり、その内訳を見ると、労働費と飼料費だけで72.7%にも及ぶことがわかります。
・労働費:20万円(全体の47.1%)
・飼料費(自給飼料を含む):10万8700円(25.6%)
・母牛の償却費(母牛の購入費を生存年数で割った値段):4万2300円(9.9%)
・建物と機械類の償却費:1万1900円(2.8%)
・診療費・母牛の共済費などその他経費:6万2100円(14.6%)

また、生産費は飼養規模によって異なり、2-4頭規模では52万6700円、20頭以上では32万5100円となっています。つまり飼育頭数が多いほど、一頭あたりの生産費は低くおさえられるのです。

 また肥育経営の場合、平成14(2002)年の1頭あたりの生産費は76万2500円となっています。その内訳は、
・労働費:8万3200円(10.9%)
・飼料費:19万3200円(25.3%)
・素畜費:42万9800円(56.4%)
・建物と機械類の償却費:1万1200円(1.5%)
・その他経費:4万5100円(5.9%)
 肥育牛1頭の生産に必要な労働時間は52.3時間で、そのうち飼料給与などに67%、ふん尿処理などに23%、その他作業に10%を費やしています。肥育経営に限らず繁殖経営でも、低コストで生産して収益をあげるためには、労働時間の短縮が一番大切なのです。

※本文中の数値はすべて『平成15年 畜産経営の動向』(中央畜産会、平成15年4月発行)

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