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肉用牛とは大昔から友だちだった  

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黒毛和種(くろげわしゅ)


和牛の84%を占める黒毛和種

大理石模様の「霜降り肉」を生産する品種

 日本では平成15年現在、肉用牛が281万頭飼養されており(肉用種・乳用種あわせて)、このうち和牛(肉専用種)は170万頭です。また和牛の95%を占めているのは、黒毛和種です。
 中国地方で古くから飼われていた在来種に洋種(外国の品種)をかけ合わせて改良し、当時は役肉兼用種(農耕に使った後、肥育する)として利用していました。
 明治に入ると、都市を中心に牛肉の需要が増えてきました。明治33(1900)年に農商務省は、洋種のシンメンタール種、エアシャー種、ブラウン・スイス種などを輸入して和牛に交配しました。その結果、体格、発育、早熟性、飼料効率や泌乳能力などの点で効果が認められ、大正年代に入って改良和種の名で目標を定め、さらに改良努力が続けられました。

 その後、和牛を役用牛として発展・普及させるため、昭和12(1937)年に登録組織が一元化され、黒毛和種という名称で認定されました。現在、オスの体高は142cmで、体重962kg、メスの体高は130cmで、体重520kg前後となり、四肢が強健な肉用牛に改良されています(「日本の肉牛の種類」(社)全国肉用牛振興基金協会より)。
 また、6カ月齢去勢牛の24-25カ月齢では、体重670kg、1日増体重0.85kgで、肉質はきわめて優れ、美しい大理石模様の「霜降り肉」を生産します。現在、全国で広く飼養され、とくに九州南部、中国、関東、東北、北海道などに多く分布しています。


動画を見る(「黒毛和種」wmv形式 11.4MB 2分02秒、企画・提供:(社)中央畜産会 制作:日本農村情報システム協会)

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