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牛に気持ちよく生活してもらうために【肉用牛農家の仕事】

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牛への愛情がおいしいお肉をつくりだす【肉用牛が市場に出るまで】

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肉用牛農家になるのはなかなか大変だ

肉用牛経営と技術

販売金額、所得とも最高と最低では大きな差 

 平成9年(1997)年に全国の優良な肉用牛経営についての調査が行われています。それによると、優良な繁殖経営36戸の子牛1頭平均販売額はオスで41万8100円ですが、最高は56万7000円、最低は34万円でその差は22万7000円です。雌子牛では平均36万100円ですが最高は73万5000円、最低は22万5000円と、その差は実に51万円にまでなっています。また、繁殖牛の飼養管理の労働力が0.5人では飼養頭数が約10頭、0.6-0.9人で約15頭、1.5-1.9人で約34頭と、労働力が多いほど多頭化しています。多頭化で1頭当たりの労働時間も減少し、1人当たりの所得額も増加しています。1頭当たりの自給飼料畑の増加で頭数は増え、かつ1頭当たりの飼料費も減っています。

 一方、肥育牛の優良経営28戸の平均飼養頭数は148頭で、出荷頭数はその60%の89頭。販売平均価格は82万円ですが、最高は101万4000円、最低は68万2000円となっています。1頭当たりの平均所得は6万2500円ですが、最高は13万700円、最低は1万9100円と開きがあります。労働力1人当たり所得も平均は521万円ですが、最高1641万円、最低は59万円と大きく開いています。
 肥育牛の出荷時の平均体重は699kg、最大は730kg、最小は590kg。体重1kg当たりの平均販売価格は1200円で、最高1610円、最低970円。導入素牛価格は平均39万7000円で最高52万円、最低は26万6000円です。
 繁殖、肥育いずれも販売金額、所得などの最高と最低に大きな差がありますが、飼養技術を改善し科学的な飼養管理を行って、所得の増加を図ることが大切です。

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