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サイロと堆肥(たいひ)舎

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トラクターで堆肥を切り返す

嗜好(しこう)性の良いサイレージをつくるサイロ

 サイロは、サイレージ(牧草やトウモロコシを発酵させたエサ)をつくり貯蔵するところで、垂直型と呼ばれる塔型(筒型)サイロ、水平型と呼ばれるバンカーサイロ、トレンチサイロがあります。いずれもコンクリートや木材でつくられているところから固定サイロとも呼ばれます。この他に地下角型サイロなどがあります。サイレージ化させることで、牛の嗜好性も高まり、長期間安全に貯蔵できます。
 頭数が多くなるとサイロも大型になり、塔型サイロでは切断原料を詰める際に手間が必要なところから、次第にバンカーサイロや地下角型サイロの利用が増えてきました。都府県では角型地下サイロが多く設置されていますが、これはサイロクレーンという、サイレージ取り出し装置が開発されてから増加したものです。

完熟した堆肥は無臭、清潔感がある

 牛の糞尿(ふんにょう)を発酵させて完熟堆肥をつくるためには堆肥舎が必要です。母牛1日1頭当たりのふんの排泄(はいせつ)量は約20kg、尿は約5kgです。これら糞尿は肥料成分と有機質を含み農家にとっては大切な自給肥料となります。完熟堆肥の製造は環境面からも必要です。
 堆肥舎の床はコンクリートでつくり、屋根をかけて雨を防ぎます。糞尿にはオガクズ、ワラ、落ち葉やモミガラを加えて水分含量を70%前後に調整します。これを堆肥舎に積み、発酵温度が55-65度になった時点、約20日後にトラクターに付けたホークなどで切り返します。切り返しを約5回繰り返すと良質な堆肥ができます。完熟堆肥は、黒褐色で無臭、清潔感さえ感じられます。

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