畜産ZOO鑑
トップページへ

WWW 検索 zookan.lin.gr.jp 検索
よろず畜産
乳用牛 肉用牛 豚 鶏 馬 めん羊 山羊 特用家畜
肉用牛(にくようぎゅう)って何? 肉用牛のからだのひみつ ぼくにも肉用牛、飼えるかな? 農場へ行こう 肉用牛とは大昔から友だちだった 栄養たっぷり、おいしいね

肉用牛トップ >> 農場へ行こう >> 牛への愛情がおいしいお肉をつくりだす【肉用牛が市場に出るまで】 >> 仕上げと出荷

農場へ行こう  

牛に気持ちよく生活してもらうために【肉用牛農家の仕事】

年に1頭、大切に育てる【繁殖農家の仕事】

牛への愛情がおいしいお肉をつくりだす【肉用牛が市場に出るまで】

目的によっていろんなタイプが【牛舎の種類と構造】

肉用牛農家になるのはなかなか大変だ

仕上げと出荷

写真1
出荷される牛
写真2
いい仕上げになったかな

出荷の時期は生後30カ月齢前後

 肥育牛の仕上げ期は生後24カ月齢から出荷する30カ月齢までの約6カ月間です。この期間は枝肉の肉色や脂肪交雑を仕上げる大切な期間です。
 10カ月齢から16カ月齢までの肥育前期には骨格や内臓、筋肉を発達させるため、目標DG(Daily gain:増体重。1日当たりに増える体重のこと)を1.1kgとします。ヘイキューブや乾草を給与、ビタミンAの血中濃度は100-40 I U(国際単位)とし、良質粗飼料からしだいに稲ワラに移行します。
 17カ月齢から23カ月齢の7カ月間の肥育中期は筋肉づくりと脂肪細胞の発達充実と脂肪の付着を図る時期です。DG0.7kgを目標に、濃厚飼料は大麦が30%含まれるものを与え、粗飼料は稲ワラを給与し次第に給与量を減らします。

 24カ月齢からはいよいよ仕上げ期です。肉質を改善し、脂肪交雑やきめ・しまりの充実を図る時期です。粗飼料は稲ワラのみ1日1頭当たり0.8kgを、濃厚飼料は大麦が35%含まれるものを給与します。仕上げ期は食欲の有無、健康に十分注意することが大切です。
 出荷の目安は30カ月齢ですが、農協の技術者と良く相談をして決めます。出荷時期としては牛肉消費が多いお盆と正月ごろを狙(ねら)い、素牛導入はこの時期に合わせることも大切です。
 出荷当日には絶食させることが必要です。

©2005 Japan Livestock Industry Association All Rights Reserved.