畜産ZOO鑑
トップページへ

WWW 検索 zookan.lin.gr.jp 検索
よろず畜産
乳用牛 肉用牛 豚 鶏 馬 めん羊 山羊 特用家畜
肉用牛(にくようぎゅう)って何? 肉用牛のからだのひみつ ぼくにも肉用牛、飼えるかな? 農場へ行こう 肉用牛とは大昔から友だちだった 栄養たっぷり、おいしいね

肉用牛トップ >> 農場へ行こう >> 牛に気持ちよく生活してもらうために【肉用牛農家の仕事】 >> 繁殖管理と肥育管理

農場へ行こう  

牛に気持ちよく生活してもらうために【肉用牛農家の仕事】

年に1頭、大切に育てる【繁殖農家の仕事】

牛への愛情がおいしいお肉をつくりだす【肉用牛が市場に出るまで】

目的によっていろんなタイプが【牛舎の種類と構造】

肉用牛農家になるのはなかなか大変だ

繁殖管理と肥育管理

写真1
牛の居心地を考えて敷料にオガクズを使用することもある
写真2
肥育期のステージ別に飼料を配合

繁殖は1年1産、肥育は高く売れるものを

 繁殖牛は毎年子牛を産ませること(1年1産)が経営安定からも必要です。1年365日から妊娠(にんしん)期間の285日を引くと80日間が残りますが、この期間に次の種付けを終えなければなりません。分娩(ぶんべん)後は20日で発情があり、妊娠の可能性があります。良く観察して見逃さないようにすることが大切です。
 1年1産のためには空胎期・妊娠期・分娩期・哺(ほ)乳期それぞれに適した飼料を給与することも重要です。繁殖牛の状態は各ステージに適したボディーコンディションがありますが、常に食欲があり、毛ヅヤも良好で活気があるよう管理します。飼料給与後は横になって反すうすることが正常な状態です。
 

 一方、肥育牛は子牛市場で体重280-300kgの素牛を購入します。素牛を選ぶ際は、

1.飼いやすく、太りやすい、

2.資質が優れ、仕上がった肉用牛が高く売れる市場価値のあるもの

…がポイントになります。
 肥育期間は約20カ月ですが、体組織、肉質発育に伴い肥育前期・中期・仕上げ期にほぼ3等分されます。
 前期はヘイキューブ、乾草と濃厚飼料を十分に与えDG(1日当たり増体量)を1kg以上にします。中期・仕上げ期は稲ワラと濃厚飼料に大麦を30-35%混合し、自由に与えます。出荷体重は670-700kgが目標です。
 肥育牛の牛房は1頭当たり6-8平方メートルの広さが必要です。

©2005 Japan Livestock Industry Association All Rights Reserved.