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蹄(ひづめ)のお手入れ


削蹄をしないと病気の原因になりかねない

少なくとも1年に2回は削蹄(さくてい)が必要

 牛の蹄(ひづめ)は1カ月に5mm位伸びます。蹄が伸び過ぎて形が悪くなると肢勢も悪くなり、体重の支え方や歩き方に影響し、体形も崩れてきます。放牧や運動が十分であれば、地面との摩擦によって自然に正常な蹄長(ていちょう)、蹄形が保たれます。しかし、舎飼いの場合は繁殖牛も肥育牛も数カ月に1回、少なくとも1年に2回は削蹄し、蹄形を矯正(きょうせい)することで蹄病を予防します。削蹄は一般に、(社)日本装蹄師会が認定した認定牛削蹄師が有料で行います。ただし正しい知識を身につけて自分の牛を自分で削蹄しても構いません。その場合、牛が動かないように保定する必要があります。

 保定には専用の枠場(わくば:牛の体や肢を固定する枠)が使われますが、牛の転倒を防ぎ、また転倒したときにすぐに保定が解けるよう、安全に心がけなければなりません。
 そして厚い板の上で伸びた蹄に削蹄刀を当て、木ヅチでたたいて正常な長さに切ったり、蹄底を削ったりして、体重をバランスよく支えることができるように、蹄を整えていきます。削蹄の道具には剪鉗(せんかん)、ヤスリ、電動削蹄器などもあります。

 蹄は牛の土台です。削蹄するときも立ちやすく、歩きやすい蹄に整えてやらなければなりません。正しい知識と技術を身につければ自分の牛を削蹄できますが、定期的に資格をもった専門家に依頼し、蹄を整えることが大切です。

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