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伝染病の種類
法定伝染病と届け出伝染病
家畜伝染病の中でも悪性のものは、家畜伝染病予防法により、法定伝染病として26種類を、畜産経営上問題となる疾病は届け出伝染病として指定しています。これらの疾病は、蔓延(まんえん)防止や発生予防のために「届け出義務」があります。
牛の法定伝染病としては、牛疫(ぎゅうえき)、牛肺疫、口蹄疫、流行性感冒(かんぼう)、狂犬病、炭そ(たんそ病)、ブルセラ病、結核病やヨーネ病などがあり、輸入が多い日本ではとくに注意が必要です。
これらの発生を防ぐには、病原性を持った微生物が農場に侵入しないよう消毒することが重要です。そのため、熱処理や日光消毒、消毒剤の使用、または農場の入り口で靴の薬浴をする(靴を消毒液につける)など、徹底した管理を行います。
新型の伝染病
食生活の向上に伴い畜産食品の消費が増加し、これらの食品衛生上の問題が話題になっています。
たとえば、平成8年には腸管出血性大腸菌O-157による感染症が大流行し、同じ年の食中毒全体の発生状況は1217件で、患者数は4万3954人、死者は15人、1件当たりの患者数は36.1人で人口10万人当たり34.9人と報告されています。
またアフリカで発生したエボラ出血熱など、これまで知られていなかった伝染病が出現し、マスコミに大きく取り上げられました。これらのなかには、動物から人に感染する人畜共通感染症も含まれています。
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