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成牛の病気

食欲不振・減退は要注意

 牛は病気になると、まず最初に食欲の不振・減退の症状が現れるので、体温や排泄(はいせつ)量をチェックします。体温は体温計を肛門(こうもん)に入れて計ります。健康な場合の成牛の体温は38.0-39.5度、子牛は38.5-39.5度です。また、正常な場合の呼吸数は、1分間に成牛で約20回、子牛で約40回で、1日の排泄量と回数は、糞(ふん)が約20kgで10-15回、尿が8-12リットルで8-10回です。

病気の症状

 肉用牛の病気の中で最も多いのは呼吸器病の肺炎です。40度以上の高熱が続いたり、熱の上がり下がりを繰り返します。また、脈拍が早くなり、呼吸も荒れて早くなるため胸腹式呼吸になって、食欲も減退します。
 肉用牛の消化器病としては、

1.鼓張症:

第一胃内に異常にガスが発生する病気。両腹ともに膨張して、たたくと太鼓のような音がします

2.第一胃食滞:

第一胃の機能が著しく低下し、食欲と反すうがなくなります。ときには背をまげたり、腹部をふりかえったりします

などがあげられます。
 分娩(ぶんべん)時に起きやすい病気が胎盤停滞です。胎盤は分娩後1-5時間以内に排出されるのが普通ですが、12時間以上経過しても排出されない時には停滞(外陰部に胎盤が垂れ下がっている)を起こしています。これは産前産後の体力消耗、難産や流産、カルシウム給与不足などが原因で、膣(ちつ)や子宮内汚染にもつながります。

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