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初乳から離乳まで

写真1
子牛がお乳で発育できるのは約30日間
写真2
別飼いの濃厚飼料を子牛に与える

初乳は健康の第一歩

 農家では、分娩(ぶんべん)が近づくと、牛の乳房をなでるなどして、子牛の哺乳(ほにゅう)に備えます。特に初産牛では授乳を嫌う場合があるので、十分に乳房をなでて、きれいな布でふいてあげることが大切です。子牛が健康で元気に育つ第一歩には分娩後初乳をたっぷり飲ませてあげます。初乳はいろいろな病気にたいする免疫(めんえき)物質を含んでいるからです。子牛が親の乳だけで発育できるのは約30日間ですが、生後10日ほどたつと、子牛は親の飼料をなめ始めるので、親とは別に子牛だけが飼料を食べられる施設を作り、別飼いの濃厚飼料を与えます。

別飼い飼料で発育増進

 子牛は2週間たつと反すうを始めるので、子牛が粗飼料を自由に食べられるようにします。生後25日頃(ころ)から母牛の乳量だけでは栄養分が不足するため、親とは別に子牛だけが飼料を食べられる設備を必要とします。
 別飼い飼料にくだいたヘイキューブ(乾草を圧縮したエサ)を約30%混ぜて与え、子牛の第1胃を発達させるようにします。早く粗飼料になれることで、生後5カ月に行っていた離乳の時期が、生後4カ月と1カ月早まります。
 子牛の1日当たりの哺乳量は、1週齢では7kg、2週齢7.3kg、5週齢6.9kg、15週齢4.5kgです。早期から別飼い飼料を与えることは、栄養面で子牛の発育をよくするばかりでなく、反すう胃の発達をうながし、飼料の利用性が高い牛に育てるために重要です。

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