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エサの量と与え方

写真1
飼料は日本飼養標準に準じた量を与える
写真2
配合飼料は食味がよく、牛も喜ぶ

飼養標準で決められている

 肉用牛に必要なエサの成分や量は、畜産試験場での各種の試験成績によって定められた「日本飼養標準」を基にして決められています。
 たとえば、体重が450kgの繁殖牛の乾乳期(授乳もせず、妊娠:にんしん後期でもない時期)では、1日当たりの乾物量は6.0kg、CP(粗タンパク質)量0.45kg、TDN(可消化養分総量)量3.1kg、カルシウム14g、リン15gと、ビタミンAが多量に含まれるようにします。
 成長の時期ごとに必要とする栄養が変わってくるので、肥育牛では体重別にそれぞれの日増体重ごと、雌牛の育成牛については、体重25kgから450kgまでの段階別に量が示されます。

エサの与え方

 エサは朝夕の1日2回与え、その量は「日本標準飼料成分表」から換算します。たとえば、チモシー乾草を1.5kg給与する場合、成分表に示されたチモシー乾草のTDN含量は46.8%なので、与えるエサの量1.5kgをかけた0.702kgがTDN量となります。
 こうして計算された所定量を、サイレージや乾草、稲ワラ、配合飼料を組み合わせながら与えます。分娩(ぶんべん)2カ月前からは配合飼料を約1kg、分娩後2カ月間は約3kg、それ以降4カ月までは約2kgが必要です。
 さらに夜間にも牛の観察をして、飼料不足の場合にはワラを少し足します。

タンパク質・エネルギーになるエサ

 タンパク質がどのくらい必要かを表すCP(粗タンパク質)を供給する自給飼料には、若刈りした牧草やマメ科牧草などのサイレージや乾草などがあります。購入飼料としては、ルーサン乾草、ヘイキューブやルーサンペレットなどの購入粗飼料と、大豆や大豆粕(かす)、魚粕、綿実や綿実粕、グルテンミールや高タンパク質配合飼料などです。
 またTDN(可消化養分総量)を供給する自給飼料には、放牧時の草、若刈りした牧草のサイレージや乾草、トウモロコシサイレージなどがあります。購入飼料としては、トウモロコシ、大麦、大豆、大豆粕や高エネルギー配合飼料などです。
 飼料を購入する時には、CPやTDN1kg当たりの価格が安いことも大切な要素です。

無機物・ビタミンを与えるエサ

 肉用牛にとって、ミネラル(無機質)とビタミンも必要不可欠な栄養素です。牛の体に最も多く含まれるミネラルやカルシウム(Ca)、リン酸(P)は、骨格や歯などの構成成分であり、栄養代謝の面からも大切であるからです。
 ところが、穀物などを主体とする濃厚飼料はリンを多く含むため、濃厚飼料をたくさん与えると、カルシウムが不足してしまい、骨軟症になったり流産や不受胎の原因になります。

 飼料であるサイレージや良質乾草、ヘイキューブなどは多量のカロチンを含み、肝臓でビタミンAとなります。とくに肥育牛では、時期によってビタミンAの供給源であるヘイキューブの量を変え、肉質向上を図っています。
 ほかにビタミンD、Eなどがありどれも大切です。ビタミンB群は第1胃で合成されるので、特に与える必要はありません。

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