畜産ZOO鑑
トップページへ

WWW 検索 zookan.lin.gr.jp 検索
よろず畜産
乳用牛 肉用牛 豚 鶏 馬 めん羊 山羊 特用家畜
肉用牛(にくようぎゅう)って何? 肉用牛のからだのひみつ ぼくにも肉用牛、飼えるかな? 農場へ行こう 肉用牛とは大昔から友だちだった 栄養たっぷり、おいしいね

肉用牛トップ >> 肉用牛のからだのひみつ >> 食べるもので、お肉のおいしさは変わるのかな【肉質の決まり方】 >> 飼料方法と肉質

肉用牛のからだのひみつ  

大きくて、とてもやさしい【肉用牛のからだ】

妊娠(にんしん)・出産を毎年くり返す【肉用牛が子牛を産むまで】

食べるもので、お肉のおいしさは変わるのかな【肉質の決まり方】

家系がだいじ

飼料方法と肉質

歩留等級(昭和63年3月1日改正)
等級 歩留
部分肉歩留が標準よりよいもの
部分肉歩留が標準のもの
部分肉歩留が標準より劣るもの

ただ太らせるだけではダメ

 お肉として利用されるのは、牛の体の筋肉にあたる部分です。そのため、身体が大きいから、太っているからといって、お肉として利用できる部分が多いとは限りません。余分な脂肪が皮膚の下にたくさんついていたり、体格ばかり大きくて痩せていたりすると、お肉の量としては少なくなってしまいます。
 そのため、牛を肥育(出荷用に太らせること)するときには、ただ単に太らせればよいのではありません。お肉になる部分をじょうずに増やしながら、皮下脂肪のような余分なぜい肉をつけさせないように、エサの配合や給与法、さらには飼育法まで考えなければなりません。

体の大きさよりも歩留まりが大切

 お肉の量を判断するとき、「枝肉歩留まり(えだにくぶどまり)」、「正肉歩留まり(せいにくぶどまり)」という2つの基準があります。枝肉歩留まりとは、体重に対する枝肉(肉用牛の身体から皮と内臓を取り除いたもの)の割合を指します。正肉歩留まりとは、体重に対する正肉(枝肉からさらに骨と余分な脂肪を取り除いたもの)の割合をさします。
 そして、枝肉歩留まりや正肉歩留まりが高いほど、効率よく肉を生産したことになります。身体は小さくともこの2つの割合が高く、さらに肉質もよければ、それだけ農家の利潤が高くなるのです。

©2005 Japan Livestock Industry Association All Rights Reserved.