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めん羊牧場へ行こう  

放牧と舎飼い

写真1
放牧
写真2
舎飼い時の飼料給与

放牧

 放牧は、草食動物であるめん羊が新鮮な空気を吸いながら、自由に青草を食べられることから、最も自然な飼養形態といえますが、放牧管理を行うためには適度な広さの草地と十分な草が必要です。めん羊が1日に食べる草の量は、成羊で8-12kg、育成羊6-8kg、子羊3-5kg。1年の半分を放牧だけで管理するとすれば、成羊10頭当たり0.5ha程度の草地面積が必要となります。また、めん羊は10-15cmの短い草を好んで食べ、伸びすぎたものは食べません。このため、放牧地を適当な大きさに区切って、草の状態を見ながら放牧地を移動し、できるだけめん羊がよい条件で草を食べられるようにしてやることが大切です。一般に牧草は成長するにしたがって養分が少なくなりますが、めん羊が栄養価の高い短い草を十分に食べることができれば、水と塩以外には濃厚飼料などの補助飼料を与えなくても育ちます。

舎飼い

 放牧ができない場合や、放牧地があっても草のない冬期間は、めん羊を羊舎内で飼育することになります。舎飼いでのめん羊は、飼料の質や量、採食時間、行動範囲など、放牧管理に比べてさまざまな制約を受けますが、できるだけめん羊が快適に過ごせる環境をつくってあげることが飼育者としての努めです。
 飼料については、放牧のようにめん羊が自由に好きなだけ食べるのではなく、全て人から与えられるものになるため、量的にも養分的にも不足のないよう、適正な飼料給与を行うことが必要です。また、めん羊は湿潤な環境を嫌うため、羊舎の換気と採光には十分に配慮し、汚れた敷ワラを定期的に交換するなど、常に舎内を清潔で乾燥した状態に保つことが大切です。
 舎飼いでは、めん羊が運動不足になりがちですが、丈夫で健康な体を作るためには適度な運動と日光浴は欠かせないものであり、冬期間でも日中は日当たりのよい場所で運動させることも必要です。

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