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めん羊トップ >> ぼくにもめん羊、飼えるかな? >> おもな病気と対策
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おもな病気と対策腐蹄症(ふていしょう) 腐蹄症はめん羊の代表的な伝染性疾病のひとつで、細菌の感染によって蹄部(ていぶ:ひづめのこと)に炎症を起こします。放牧地が湿潤であると発生しやすく、1頭でも発生すれば、すぐに群れ全体に伝染してしまうので、見つけ次第、隔離をして治療しなければなりません。治療は、蹄を切って患部を空気にさらし、10%の硫酸銅溶液で消毒するか、抗生物質軟こうを塗ります。 内部寄生虫症代表的な寄生虫には、消化気管内に寄生する線虫と条虫があります。めん羊が青草とともに線虫の子虫や、条虫に感染したササラダニを摂取することによって感染します。治療および予防のためには駆虫薬を投与しますが、放牧期間中には2-4回の線虫駆除と1-3回の条虫駆除を行います。 腰麻痺(ようまひ)腰麻痺は、牛の腹腔(ふくこう)内に寄生する指状糸状虫が蚊の吸血によってめん羊に感染し、運動障害やマヒなどの症状を起こすものです。予防策としては、蚊の発生する時期に合わせて駆虫薬を定期的に投与するとともに、中間宿主である蚊の駆除を行うことも必要です。また、夏の期間はめん羊を牛から放して飼うか、牛自体の駆虫を行うことで、感染を減らすことができます。ただし、北海道での発生はありません。 ■めん羊の寄生虫と寄生部位
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