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ぼくにもめん羊、飼えるかな?  

妊娠(にんしん)

写真1
柵で囲まれた分娩房

妊娠の確認と期間

 めん羊の妊娠期間は、約5カ月(平均147日)です。交配月日がはっきりしていれば、分娩(ぶんべん)予定日を推定できます。例えば、10月15日に交配を行っていれば、分娩予定日は3月11日となります。
 妊娠しているかどうかは、超音波診断装置を使えば、交配から30-40日で確認することができますが、高価な機材や技術が必要となるので、通常は交配の後、次の発情がこなければ妊娠したと判断します。

妊娠期間中の雌羊の管理

 妊娠期間中の雌羊の管理で大事なことは、適正なエサやりと適度な運動です。胎児は分娩の1-1.5カ月前から急速に発育し、また乳腺(にゅうせん)組織の発達に伴って、雌羊の養分要求量が増加するため、妊娠末期には栄養価の高いエサを与えることが必要です。この時期に栄養が不足すると、胎児の発育不足と泌乳量の低下につながるほか、慢性的に栄養不良のめん羊では妊娠中毒症の原因にもなります。また、妊娠初期からエサを与えすぎて太らせてしまうことも、この原因となります。したがって、妊娠期間中のエサやりは飼養標準に基づいて慎重に行います。
 運動と日光浴は、妊娠羊にとって欠かせません。運動不足は難産の原因にもなるため、冬期間でも好天の日には外に出して歩かせるなどの軽い運動を行います。これはめん羊の新陳代謝を高めるほか、健康状態を確認する重要な管理作業です。

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