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めん羊のからだのひみつ  

めん羊の特性

写真1

自然条件に適応

 めん羊がまだ野生だったころは、主に北緯30度から45度にかけての標高3000m以上の山岳地帯に棲息(せいそく)していました。このような地域は年間の日照時間が著しく変化するため寒暖の差が激しく、しかも標高が高いので、野生動物にとっては非常に条件の厳しい地帯でした。しかし、野生のめん羊はこのような自然条件によく適応し、生き抜くために必要な、優れた特性を身につけました。例えば、1年のうちで最もエサの豊富な時期に子羊を産んで育てる季節繁殖を行うようになりました。これは、エサの量が季節によって著しく変化する中で子孫を残し、繁栄していくためです。

野生めん羊の優れた能力

 めん羊は厳しい環境に適応するために、いろいろな特性を身につけました。それは限られたエサを効率的に利用するため、きわめて短い草や木の芽なども器用に食べることができる能力や、優れた消化能力、エサがほとんどない冬季間に備えて体に脂肪を蓄える能力、寒さから身を守るための産毛能力などです。そして人類はこれらの特性を、さらに有効に利用するために、長い年月をかけてそれぞれの目的に応じた改良を重ね、現在に見られるような多くの品種を作り出しました。

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