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肉用牛 -歴史- 古代

農作業にも使われていた

農作業にも使われていた

 牛(うし)の先祖(せんぞ)は、オーロックスという900キロもある大(おお)きな野生(やせい)の牛だったんだよ。
 1万年(いちまんねん)も前(まえ)、狩(かり)でつかまえた子牛(こうし)を飼(か)うようになったのが、牛が家畜(かちく)になった始(はじ)まりだと言(い)われているよ。
 日本(にほん)でも縄文(じょうもん)・弥生時代(やよいじだい)の終(お)わりごろには、肉(にく)を食(た)べるためや農作業(のうさぎょう)に使(つか)われていたんだ。
 その後(ご)、仏教(ぶっきょう)が広(ひろ)がると、生(い)き物(もの)を殺(ころ)すことが禁(きん)じられていたこともあって、明治(めいじ)の終(お)わりごろまでは農作業(のうさぎょう)の道具(どうぐ)をひかせるような力仕事(力仕事)の手伝(てつだ)いをさせるために飼われていたんだ。

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