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肉用牛 -歴史- 現代

黒毛和種

黒毛和種

 少(すこ)しずつ食卓(しょくたく)に肉(にく)がのぼるようになった大正時代(たいしょうじだい)の始(はじ)めごろからは、日本(にほん)に昔(むかし)からいた種類(しゅるい)の牛(うし)に、ヨーロッパの品種(ひんしゅ)をかけあわせて、肉を食(た)べるための牛(うし)がつくりだされるようになったよ。
 昭和30年(しょうわさんじゅうねん)ごろになると、農業(のうぎょう)には機械(きかい)が多(おお)く使(つか)われるようになり、牛の出番(でばん)は急(きゅう)に減(へ)ってしまったんだ。そして霜降(しもふ)りのおいしいお肉がとれて、短(みじか)い間(あいだ)に成長(せいちょう)してくれるような牛になるように改良(かいりょう)されていったんだ。その代表(だいひょう)が、お肉用(にくよう)の牛としては日本で一番(いちばん)多(おお)い黒毛和種(くろげわしゅ)なんだよ。

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