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肉用牛 -健康と病気- 肉用牛の病気

病気予防のワクチン注射

病気予防のワクチン注射

 肉用牛(にくようぎゅう)にいちばん多(おお)い病気(びょうき)は、肺炎(はいえん)なんだよ。40度以上(よんじゅうどいじょう)の熱(ねつ)が出(で)たり、呼吸(こきゅう)が速(はや)くなったりして食欲(しょくよく)も落(お)ちてしまうんだ。また、牛(うし)に発酵(はっこう)しやすい生(なま)の草(くさ)をたくさんあげすぎたりすると、おなかの中(なか)でガスがたくさん出(で)ておなかがぱんぱんに張(は)ってくることがあるよ。たたくと太鼓(たいこ)みたいな音(おと)がするんだ。これは急性鼓張症(きゅうせいこちょうしょう)といって、この病気も呼吸が苦(くる)しくなって食欲もなくなり、反(はん)すうもしなくなってしまうから、急(いそ)いでガスを抜(ぬ)く手当(てあ)てをしてあげるんだ。
 獣医(じゅうい)さんはこんな病気の治療(ちりょう)のほか、伝染病予防(でんせんびょうよぼう)のワクチンを注射(ちゅうしゃ)したり、牛の健康(けんこう)チェック、お産(さん)の世話(せわ)もしてくれるよ。

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