ウズラってこんな動物

からだはこうなっている!
オス:赤褐色(せきかっしょく)で斑点(はんてん)が少ない。全身が白いもの、淡い茶色のもの、黒褐色のもの、白と褐色のまだらのものなどもいる メス:のどから胸(むね)にかけて色が白く、褐色の斑点がある。生まれてから40日くらいで卵(たまご)を産み始め、年間250個以上も産む

●長い長いおつきあい―家畜(かちく)になったウズラ

ウズラと人間とのかかわりはとても古く、5,000年前のエジプトの壁画(へきが)に、野生のウズラを網(あみ)でつかまえるようすが描(えが)かれています。

日本ではとくに江戸(えど)時代に、「鶉(ウズラ)合わせ」という、鳴き声を競って楽しむ会がさかんに開かれたようです。

現在のウズラは、卵を採るのが目的で改良されたものが主流になっています。卵は生食用だけでなく、水煮(みずに)、燻製(くんせい)、卵串フライ、コロッケ、練製品などの加工品にも多く使われています。

●メスの方が体が大きいウズラ

世界中にウズラは20種類いるといわれていますが、日本にいるのはそのうちの1種類だけです。アヒル、ガチョウなどととはちがってメスの方が大きい鳥で、大人になるとメスは130g、オスは110gくらいになります。ニワトリと同じように配合飼料(※)を好んで食べ、メスは生まれて40日くらいたつと卵(たまご)を産み始めます。

※配合飼料:トウモロコシやダイズなど、いくつかの原材料を混ぜ合わせてつくられたエサのこと

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