ウサギってこんな動物
![]() からだはこうなっている! |
●長い長いおつきあい―家畜(かちく)になったウサギ
現在日本にいるウサギ(イエウサギ)は、アナウサギを改良してつくられました。日本へは16世紀ごろ、オランダ人によって伝えられたといわれています。
明治時代の中ごろになって、毛皮を採ったり肉を食べるために飼育数が急に増え、日本独自(どくじ)の改良も進みました。「白い毛・赤い目」の日本白種が生まれたのも、この頃です。第二次世界大戦以降(いこう)は、ペットや実験動物として飼われることが多くなっています。
●ウサギは草食動物
ウサギは完全な草食動物で、干(ほ)し草(アルファルファなど)や緑黄色野菜などを食べます。牛やヤギなどとはちがって胃が1つしかないかわりに、大きな盲腸(もうちょう)に微生物(びせいぶつ)がすんでいて、そのはたらきで草を消化します。
また、とても繁殖力(はんしょくりょく:赤ちゃんが産まれやすいこと)が高いのが特徴(とくちょう)で、メスで4カ月目、オスで5カ月目くらいから子どもをつくることができます。寿命(じゅみょう)は7〜8年くらいといわれていますが、10年以上生きるものもいます。