ニワトリとチャボ 飼い方・育て方


飼育小屋のようす
壁(かべ):地面から45cmくらいの高さのところまで、ぐるっと板で小屋を囲う。ニワトリはすきま風が苦手
床(ゆか):なるべく水洗(あら)いしやすいように、防水コンクリートにする
産卵(さんらん)小屋:卵(たまご)を産みやすい場所を用意する。かんなくずやわら、砂(すな)などをしいて、卵が割れないようにする

●こんなふうに飼ってみよう

飼育小屋は、南東または南向きに建て、西日や直射日光(ちょくしゃにっこう)が入らないようにします。エサ箱や水入れの周りはとくによごれやすいので、毎日掃除(そうじ)してあげましょう。
広さは、3羽で最低4畳くらい必要です。オスを2羽以上一緒(いっしょ)に飼うと、エサを取り合ったりしてケンカしてしまうので、オスは1羽にします。

チャボは性格がおとなしくて、卵を抱(だ)くのもじょうずなので、子育てのようすを見せるためにチャボを飼う学校も多いようです。レグホンなどの採卵用のニワトリは改良されて、卵を抱く習性がなくなってしまっています。

●エサと水のあげ方

エサと水はきれいなものをいつでも食べられるように、朝夕2回取りかえましょう。 トウモロコシなどの穀類(こくるい)が中心で、発育にあわせたいろいろな配合飼料(はいごうしりょう※)が売られています。卵を産むニワトリのために、殻をつくるもとになるカルシウムが、たくさん含(ふく)まれているものもあります。

生草や野菜くずを、ニワトリが食べやすいように一口大に刻(きざ)んであげてもかまいません。ただし配合飼料とは別の入れ物に入れ、くさらないようにこまめに取りかえましょう。
※配合飼料:トウモロコシやダイズなど、いくつかの原材料を混ぜ合わせてつくられたエサのこと

●健康なニワトリとチャボのみわけ方

ニワトリとチャボの健康状態を知るには、こんなところをチェックしてみましょう!

トサカ:血色がよい。色がどす黒くなったり白っぽくなったりしていない
目、口、鼻:よごれていない
おしり:肛門(こうもん)の周りがきれい。下痢(げり)をしたり、フンが水っぽくなったりしていない
:毛が逆立ったり抜(ぬ)けたりしていない
脚(あし):皮膚(ひふ)がきれいで、びっこを引いていない

あまりエサを食べなかったり元気がないときは、先生と相談して、早めに獣医(じゅうい)さんのところにつれていってあげましょう。

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