ニワトリとチャボってこんな動物

ニワトリ(左)とチャボ(右)のからだはこうなっている!
肉冠(とさか):皮膚(の真皮)が厚くなったもの。バターカップ、バラ冠などがある
くちばし:歯がなく、飲み込(こ)むだけ。ゴムのような胃ぶくろに小石や砂をためて、エサをくだく
:長い距離は飛べないけれど、いざというときには30〜100m飛べる
:毛の下に小さな穴が開いている

●長い長いおつきあい―家禽(かきん※1)になったニワトリとチャボ

ニワトリは東南アジアの夜鶏(セキショクヤケイなど)が先祖で、今から5000年も前に、肉や卵を採るために飼い馴らされたのが始まりといわれています。

日本では初め、時を告げる報晨(ほうしん)や闘鶏(とうけい※2)などの目的で飼われていたようです。江戸(えど)時代中ごろから、卵や鶏肉(とりにく)を食べるための養鶏(ようけい)が行われるようになりました。

現在では品種改良が進み、白色コーニッシュなどの卵用鶏(らんようけい)、コーチンなどの肉用鶏(にくようけい)、シャモなどの愛玩鶏など、さまざまな種類があります。

※1 家禽:ニワトリ、アヒルやガチョウなど、家畜として飼われている鳥のこと
※2 闘鶏::ニワトリを戦わせて、勝ち負けを競うこと。その結果で吉凶を占ったりした

●ニワトリとチャボってちがうの?

チャボはニワトリの一種で、愛玩用(あいがんよう:ペットとしてや、姿・声を楽しむために飼う)として小型に改良されたものです。

ニワトリもチャボも、トウモロコシや大豆粕(かす)、ふすまなどをまぜた配合飼料(はいごうしりょう※)を好んで食べます。ふ化して(卵(たまご)からかえって)21週間くらいで大人になり、卵を産み始めます。一年半もすると卵を産む数は減ってしまいますが、ペットとしてだいじに飼うと、10〜15年くらいまで生きます。

※配合飼料:トウモロコシやダイズなど、いくつかの原材料を混ぜ合わせてつくられたエサのこと

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