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ぼくにも豚、飼えるかな?  

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ウンチやおしっこの処理と利用

捨ててしまう

 処理は大きく廃棄と利用に区分されます。廃棄とは単に捨てることを目的としたもので、さらに浄化処理と処分に区分されます。
 浄化処理の多くは水中の汚れを微生物に食べさせる方法で、活性汚泥法処理に代表されます。また、土壌(どじょう)中の微生物や植物の総合的な働きで汚水を処理する土壌浸潤方式も注目されています。
 一方、処分にあてはまるのが埋没、海洋投棄、焼却などです。2004年施行の「畜産物排せつ法」では、ふん尿の野積みや素堀り投棄が禁止され、適切にふん尿を処理・保管することが義務づけられました。

いろんな利用法

 排泄(はいせつ)物は肥料、エサ、餌料(じりょう)などに利用されます。

肥料利用:

堆肥(たいひ)化処理、液肥化処理、乾燥化処理などがあり、園芸店などで堆肥や乾燥ふんとして買うことができますが、液肥は草地などへの利用が一般的です。

飼料利用:

ふんだけ(低水分状態)、あるいはふん尿こみ(高水分)で発酵(はっこう)処理した物、ふんを乾燥させた物、混合液(ふん尿+洗浄水+希釈水)を配合飼料などと混合して豚に与えます。しかしこれらには、安全性、飼料としての価値、経済性などの問題が残ります。

餌料利用:

汚水でクロレラを培養、ふんを堆肥化、排出された余剰汚泥(活性汚泥法処理で不必要となった微生物の死骸:しがいや有機物の集合体)を養魚(コイ、ドジョウなど)のエサに用いることです。

 その他、メタンガスを発生させ燃料にしたり、アルコール発酵させるなどの利用が考えられ、一部では実際に利用しています。

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